みなさん、こんにちは!
たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長、内科医たけおです。
8月21日は「献血の日」です。
今から約60年前の1964年、血液を売買する「売血」から安全な「献血」を推進する流れができたことをきっかけに制定されました。
実は私自身も先日、移動献血バスを見かけて400mL献血をしてきました!
今回は、医療現場の視点も交えながら「なぜ献血が必要なのか」「今どんな課題があるのか」についてお話ししたいと思います。
1. なぜ献血が必要なのか?
医療現場では日常的に輸血が行われていますが、血液は人工的に作ることができません。
さらに、血液は長期間保存しておくことができないため、患者さんに安定して届けるには、毎日途切れることなく献血へのご協力をいただく必要があります。
2. 献血された血液はどう届く?
献血された血液は、問診や精密な検査を経て安全性が確認されます(※献血した方は「ラブラッド」などのWebサービスで翌日以降に検査結果を確認できます)。
その後、赤血球製剤や血小板製剤、血漿分画製剤などに成分ごとに分離・製剤化され、医療機関からの要請に応じて日本赤十字社から届けられます。白血球を除去するなど、安全性を高める工夫もしっかり行われています。
3. 輸血が必要なのはどんなとき?
「事故の怪我や手術、出産時の出血」というイメージを持たれがちですが、実は最も多いのは「がん」や「血液の病気」の治療です。小さなお子さんからご高齢の方まで、日々多くの患者さんの命を支えています。
4. 若い世代の献血減少が課題に
令和6年度のデータでは、全国で延べ約499万人の方にご協力いただきました。
しかし大きな課題となっているのが若年層の献血離れです。10代〜30代の献血者数は、この10年間で約27%も減少しています。
そのため現在では、中学生・高校生向けの啓発活動など、若い世代に知ってもらうための取り組みが強化されています。
私たちにできること
献血は、「身近にできる、命をつなぐボランティア」です。
体調が良いときに献血ルームや献血バスに行ってみる
献血の大切さを家族や友人に話してみる・知る
健康状態や基準などにより献血ができない場合もありますが、「関心を持つこと」「正しい知識を知ること」だけでも大きな支援になります。
街中で献血バスや献血ルームを見かけた際は、ぜひご協力を検討してみてくださいね。
今日もみなさんにとって、心身ともに健やかな一日になりますように!
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輸血というと事故や手術のイメージを持ちがちですが、実際にはがんや血液の病気の治療で最も多く使われているというお話にすごく納得しました。血液は人工的に作ることができず長期保存もきかないからこそ、日々の継続的な協力が患者さんの命を支えている現場の実態がとてもよく分かります。